リップシンク

2026.10.01 田中毬音

重力を知ったときからできるだけ早く死にたいから薬を服む

宿題を終わらせていない僕たちはプールサイドで台詞を言い合う

自販機が僕らを照らす帰り道 嘘をつくのは慣れているから

iPhoneで君を撮っても東京の高架下から雲は見えない

月までの距離を右手で測ったら銃口を向けることができない


リップシンク 重力を知ったときからできるだけ早く死にたいから薬を服む
宿題を終わらせていない僕たちはプールサイドで台詞を言い合う
自販機が僕らを照らす帰り道 嘘をつくのは慣れているから
iPhoneで君を撮っても東京の高架下から雲は見えない
月までの距離を右手で測ったら銃口を向けることができない

田中毬音