あったはずの

Oct 01, 25 間際

排気塔 冬の煙を吸い込んで都市は不在を造り続ける

音のない工場 私でない声が私の身体をすり抜けてゆく

白地図に這っている指 紡がれる都市外縁部の脆さについて

永遠の窒息 そこに無いのならそこは枯野ということですね

革命を終えた静かな空宮で語る滅んだ国のあやまち


あったはずの 排気塔 冬の煙を吸い込んで都市は不在を造り続ける
音のない工場 私でない声が私の身体をすり抜けてゆく
白地図に這っている指 紡がれる都市外縁部の脆さについて
永遠の窒息 そこに無いのならそこは枯野ということですね
革命を終えた静かな空宮で語る滅んだ国のあやまち

間際