すべる明日へとすべり澱

Mar 01, 25 非鋭理反

走馬灯出演歴なく孤死居士は孤死居士だよと風がささやく

青嵐が遺した音を汲み上げて銀杏並木をゆっくりと下る

風はおり息を履くときエントロピー無限となれり臀部周辺

かつてには未来と呼ばれた風のなかくすんだコートが波立って

風はらみ極彩色のたらればが脳にまとわり明日へと拐う


すべる明日へとすべり澱 走馬灯出演歴なく孤死居士は孤死居士だよと風がささやく
青嵐が遺した音を汲み上げて銀杏並木をゆっくりと下る
風はおり息を履くときエントロピー無限となれり臀部周辺
かつてには未来と呼ばれた風のなかくすんだコートが波立って
風はらみ極彩色のたらればが脳にまとわり明日へと拐う

非鋭理反