未知満ちていた道

Apr 01, 25 非鋭理反

魔が差してつい出た嘘がじっとりと肺をぬめらす夜の緑道

霧雨で肥大した過去トランクに詰めて押しゆく下り坂まで

目印とともに往路は消え去って揺蕩う復路が管を巻く夜

僥倖はバックミラーにのみ映る振り向く刹那追い越し車線

あの日から虚ろにのびた光受け焦げてゆくのみ三叉路の前


未知満ちていた道 魔が差してつい出た嘘がじっとりと肺をぬめらす夜の緑道
霧雨で肥大した過去トランクに詰めて押しゆく下り坂まで
目印とともに往路は消え去って揺蕩う復路が管を巻く夜
僥倖はバックミラーにのみ映る振り向く刹那追い越し車線
あの日から虚ろにのびた光受け焦げてゆくのみ三叉路の前

非鋭理反